電車の中で


久しぶりに電車に乗った。地方都市の真ん中に住むと電車にのる機会が滅多にないものだ。殆どの用事は徒歩か、自転車で済んでしまうからである。

電車に乗ると、いやがおうでもアナウンスというものが耳に飛び込んでくる。いわく、「車内では、携帯電話の電源を切るか、マナーモードにして、周囲のお客様のご迷惑にならないよう通話は謹んで下さるようご協力お願いします」である。

電車の中で、電話の着信音が聞こえるのがそんなに迷惑なことだろうか。他人が電話で話しているのを聞くことが何故それほど他人の迷惑になるのだろうか。

電車で移動している最中に取引先から呼び出しが掛かることだってあるだろうし、緊急の用件が伝えられることだって稀ではなかろう。

それこそ、携帯電話が最も活躍するシーンではないか。他人にとって迷惑なのは、傍若無人な会話を大声であたり構わずすることだ。

聞き苦しい内容の会話をハタ迷惑な大声ですることこそが大いに迷惑なことなのであって、それが見えない相手と電話でなされようが、見える複数人の間でなされようが、独り言であろうが、形態は問われない。

喧しい!電車の中、特に夜疲れて腰掛けている耳元で愚にもつかぬことを繰り返して吠える酔漢のたわごとくらいはた迷惑なものはない。

もっと勉強してからそんなことは言え!と腹の中で思わざるを得ないような未熟な会話は本当にハタ迷惑なのである。

車中のアナウンスメントはもっと正しい表現で言ってくれないと困る。「車中では下らない会話は慎んで下さい!」とか、「車内で大声で会話をするのははた迷惑ですから、慎んでください!」とか。車内放送こそ公共放送といえるものだと思うんだがなぁ。

しかし、そうすると、二人連れのおばさんとか、若者は電車に乗ってはいけないということになってしまうのだろうか?だって、余りにも下らない会話がそういう連中の間で、余りにも多く繰り返されているわけだから。

「下らない会話を大声でなさる方はハタ迷惑ですからこの電車には乗らないで下さい」というアナウンスメントをする鉄道会社が現れるような日本に早くならないかなぁ。

 


Friday, 12/01/2006

 

 

 

   
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